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歯のつめ物・かぶせ物

虫歯の治療の後に、虫歯によって欠けた部分に「つめ物」をしたり「かぶせ物」をします。

その「つめ物」や「かぶせ物」の素材には、様々な物があります。
保険適用のいわゆる銀歯から
自費診療の自然の歯に近い白い素材のものがあります。

自費診療の素材の特徴として
「プラークが付きにくい」
「二次虫歯になりにくい」
「人間の体に馴染みやすい」

というメリットがあるほか、
なりよりも「白く美しい」という点が挙げられます。

歯が白くて、歯並びがきれいだと、笑顔もさわやかで
明るいイメージを与えます。
治療後の大切なつめ物やかぶせ物に使用する素材と特徴をご覧ください。

治療後に入る
人工の歯の事ちゃんと知ってますか?

  • 銀歯/保険適用
  • レジン(歯科用プラスチック)/保険適用

■その1/大切な瞬間の見た目の印象

「身なりや髪の毛をキレイに正装しないといけない時」
「笑顔で写真撮影しないといけない時」
「誰かとおしゃべりする時」そんな時に、銀歯がチラリと見えたり、黄色く変色した歯だと
いくら身なりをキレイにしてても口元が美しくなくては、周りの受ける印象は変わってきます。

  • キラリとひかる銀歯は目立ちます
  • 黄色く変色したプラスチック素材

歯科用プラスチック素材の
経年変化

特にプラスチック素材の物は、最初は白くてキレイですが、年数を重ねるごとに歯ブラシなどによる摩耗が進み、目に見えない小さな傷から着色が始まり、どんどん見た目が変化していきます。
ご自宅のプラスチックのお皿と陶器のお皿の経年変化を思い出していただければ想像しやすと思います。

■その2/素材の性質による二次リスク

銀歯に使用される金銀パラジウム合金、
保険の白い歯に使用される硬質レジンやハイブリッドレジン(歯科用プラスチック)は、
安価に強度や白さを可能にしますが、経年によるリスクがあります。

二次虫歯と歯周病

セラミックなどの素材に比べて、特にプラスチック素材は、表面の目が荒く細菌(プラークや歯垢)が付きやすくなります。
細菌の温床となることで、二次虫歯や歯周病になる恐れが高くなります。
※写真はイメージです。

メタルタトゥーと
金属アレルギー

銀歯には金銀パラジウム合金という金属が使用されています。
金属は徐々に体内に溶け出して歯茎などに着色します。(メタルタトゥー)
また、体内に取り込まれた金属は簡単には取り出せず、金属アレルギーの原因にもなるといわれています。

長い目で生涯のことを考えるなら、
最適な素材の選択と、
健康面・機能面・審美面を兼ね備えた
審美歯科治療をお考えください。

審美歯科とは

審美歯科治療とは、歯や歯並びの美しさを追及し、
さらに、お口全体の機能を回復させる治療です。

審美歯科は見せかけの美しさだけを求めたものだけではありません。
治療により健康美・美しい笑顔を手に入れ、自分に自信を持てること。
そして、自然なお口の機能と見た目を再現できることが大きな特徴です。

審美性を求めた審美歯科においては自費診療(保険適用外診療)となるものが多いです。
当院では患者様のご要望をお伺いしながらしっかりとカウンセリングをし、
ご理解をいただけた上で治療を進めさせていただきます。

自費診療で使用する素材

セラミック

セラミックはお茶碗やトイレなど、
日常でも使用される素材です。
トイレが何故プラスチックではなくセラミックなのかは、傷が付きにくく、衛生的な素材だからです。
色の再現性も優れているので、回りの歯との区別がつかないくらい自然な仕上がりになります。

ジルコニア

ジルコニアとは人工ダイヤモンドとも呼ばれる硬く丈夫で美しい素材です。
人工関節などにも使用される丈夫で人体に安全で親和性の良い素材です。

金(ゴールド)

歯とのなじみがよく、適合性に優れています。錆びにくく、金属の溶け出しが少ないため二次虫歯や歯茎の変色、金属アレルギーになりにくい素材です。
歯医者さんは、ご自身の補綴物を金にされている方が非常に多いです。

つめ物(インレー)の
素材と料金

銀(金銀パラジウム合金)のつめ物

健康保険適応できる金属の素材で金銀パラジウム合金を用いて作製したいわゆる『銀歯』です。
金属ですので耐久性があり
欠けたりすることなく長持ちします。

【素材】…金銀パラジウム合金
【見た目の美しさ】…★☆☆☆☆
【耐久性】…★★★★☆

銀(金銀パラジウム合金) 約2,500円+税(保険適用・3割負担の方)

ダイレクトボンディング

歯科用のレジン(プラスチック)を盛り足し、
歯の形態や色調を整える治療法です。
つめ物と違い、樹脂を直接歯に盛るので、天然歯と色調を合わすテクニックが必要です。当院ではより天然歯に近い色調を再現できる物を使用します。

【素材】…ハイブリッドセラミック
【見た目の美しさ】…★★★★☆
【耐久性】…★★☆☆☆

ダイレクトボンディング 00,000円〜00,000円※税込(自費診療・保険適用外)

【ダイレクトボンディングのメリットとデメリット】

◆メリット
歯を削る量が少ない…虫歯を削った分だけ素材を盛り足すので歯へのダメージを最小限に抑えます。
◆メリット
見た目が天然歯に近い…審美性が高く天然歯に近い自然な仕上がりになります。
◆メリット
金属アレルギーの心配がない…金属を使用しないので金属アレルギーの心配がありません。
◆デメリット
経年で変色する…歯科用のプラスチックのため経年劣化により変色が起きたり艶がなくなってきます。
◆デメリット
二次虫歯の可能性がある…毎日の咬合で、経年とともに天然歯と充填物の間に隙間が出来て、目に見えないプラークが溜まり虫歯になる可能性があります。
◆デメリット
脱離や破折が起こる可能性がある…強い衝撃が加わったり、接合部が劣化すると、脱離や破折が起こる可能性があります。
◆デメリット
奥歯には向かない…素材の強度から強い力が加わる臼歯部には適していません。

セラミックのつめ物

ニケイ酸リチウムガラスセラミックを主成分にしたセラミックで、透明度が高く色調もきれいです。本来の天然歯に近い色調・形態を再現します。

【素材】…精度、強度、審美性が向上し透明度も兼ね備えた素材
【見た目の美しさ】…★★★★☆
【耐久性】…★★★☆☆

セラミックインレー 00,000円※税込(自費診療・保険適用外)

【セラミックのつめ物のメリットとデメリット】

◆メリット
見た目の美しさ…セラミックは天然歯に近い色彩を表現でき、治療後の見た目が目立ちにくく審美性に優れています。
◆メリット
変色しない…セラミックは、経年劣化による変色の心配はありません。
◆メリット
金属アレルギーの心配がない…金属を使用しないので金属アレルギーの心配がありません。
◆メリット
プラークが付きにくい…素材の断面が非常に滑らかなので、プラークが付きにくく虫歯の再発が起こりにくくなります。
◆デメリット
保険適用ができない…セラミック治療は自費診療のため、保険適用の治療と比べて治療費が高くなります。
◆デメリット
脱離や破折が起こる可能性がある…強い衝撃が加わったり、接合部が劣化すると、脱離や破折が起こる可能性があります。

ゴールドのつめ物(金歯)

歯とのなじみがよく、適合性に優れています。錆びにくく、金属の溶け出しが少ないため二次虫歯や歯茎の変色、金属アレルギーになりにくい素材です。

【素材】…ゴールド(金合金)
【見た目の美しさ】…★★☆☆☆
【耐久性】…★★★★★

ゴールドインレー 00,000円〜00,000円※税込(自費診療・保険適用外)

【ゴールドのつめ物(金歯)のメリットとデメリット】

◆メリット
展延性(てんえんせい)がある…金属は金属は何よりも柔軟性があり、噛み合わせにより天然歯に合わせて馴染むようになります
◆メリット
二次虫歯が起こりにくい…治療後の天然歯との縁にも綺麗に馴染み隙間からの二次虫歯のリスクを軽減します。
◆メリット
柔軟な強度…金は展延性(てんえんせい)のある素材なので、硬すぎて天然歯を削ってしまったり、痛める心配がありません。
◆メリット
温度変化による膨張・収縮…口腔内の温度は食事で様々に変化します。冷たいと縮み、熱いと膨張するように温度による素材の変化が天然歯と近い金は、歯のつめ物やかぶせ物として非常に優れています。
◆メリット
プラークが付きにくい…素材の断面が非常に滑らかなので、プラークが付きにくく虫歯の再発が起こりにくくなります。
◆デメリット
保険適用ができない…金歯の治療は自費診療のため、保険適用の治療と比べて治療費が高くなります。
◆デメリット
色が目立つ…ご存知の通り、お口の中に金歯が入っていると目立ちます。イメージの影響もあります。

かぶせ物(クラウン)の素材と料金

銀(金銀パラジウム合金)のかぶせ物

健康保険適応できる金属の素材で金銀パラジウム合金を用いて作製したいわゆる『銀歯』です。
金属ですので耐久性があり欠けたりすることなく長持ちします。

【素材】…金銀パラジウム合金
【見た目の美しさ】…★☆☆☆☆
【耐久性】…★★★★☆
【前歯】…× 【臼歯】…◎

銀(金銀パラジウム合金) 約4,000円+税(保険適用・3割負担の方)

ラミネートベニア

歯の表面に光を透過する薄いセラミックを貼り付け、天然の歯の様な仕上がりに。またすきっ歯の解消や歯の形を美しくすることができる施術です。

【素材】…セラミック
【見た目の美しさ】…★★★★☆
【耐久性】…★★☆☆☆
【前歯】…◎ 【臼歯】…×

ラミネートベニア 000,000円※税込(自費診療・保険適用外)

【ラミネートベニアのメリットとデメリット】

◆メリット
歯の形を変えられる…矯正治療で歯並びを綺麗にできても歯の形までは変えられません。その点ラミネートベニアは、バランスの良い形を可能にします。
◆メリット
1本から治療ができる…特定の歯だけキレイにしたい方に向いています。
◆デメリット
保険適用ができない…金歯の治療は自費診療のため、保険適用の治療と比べて治療費が高くなります。
◆デメリット
健康な歯を削る必要がある…ラミネートベニアは、歯の表層のエナメル質の範囲内を削るので、削る量が少ない治療法ですが、それでも天然歯を削ることになるため、一度削ると元の天然歯に戻すことは出来ません。

メタルボンドのかぶせ物

金属製の土台をセラミックで覆ったかぶせ物です。
メタルボンドは、表側にセラミックを使用し、
中の土台に金属を使用することで、
美しさと耐久性を兼ね添えています。

【素材】…セラミックと金属の素材
【見た目の美しさ】…★★★☆☆
【耐久性】…★★★★☆
【前歯】…◎ 【臼歯】…◎

メタルボンド 000,000円〜000,000円※税込(自費診療・保険適用外)

【メタルボンドのかぶせ物のメリットとデメリット】

◆メリット
強度に優れている…メタルボンドは内側の素材に金属を使用するため、耐久性や強度に優れています。
◆メリット
見た目はセラミックの審美性…全ての素材にセラミックを使用しているオールセラミックと比較すると自然な色調までは再現しにくいですが、外側の素材は、セラミックを使用しているため見た目の美しさがあります。
◆メリット
プラークが付きにくい…素材の断面が非常に滑らかなので、プラークが付きにくく虫歯の再発が起こりにくくなります。
◆デメリット
金属アレルギーの可能性がある…内側に金属を使用するため、種類によってはアレルギーを引き起こしたり、金属が溶け出すことで歯茎が変色したりすることがあります。
◆デメリット
保険適用ができない…メタルボンドの治療は自費診療のため、保険適用の治療と比べて治療費が高くなります。
◆デメリット
裏側は金属が見える…使用する部位や見る角度によって内側の金属が見えることがあります。

ジルコニアのかぶせ物

「ジルコニア」は、白いダイヤモンドと呼ばれ、非常に強度に優れて、人工関節などにも使われる丈夫で安全な素材です。

【素材】…強度が必要な部分にオススメの素材
【見た目の美しさ】…★★★☆☆
【耐久性】…★★★★★
【前歯】…○ 【臼歯】…○

ジルコニアクラウン 000,000円※税込(自費診療・保険適用外)

【ジルコニアのかぶせ物のメリットとデメリット】

◆メリット
強度に優れている…同じセラミックの素材でもジルコニアは強度に優れた素材なので、奥歯の臼歯に向いています。
◆メリット
メタルフリー…セラミックは金属を使用しないため、金属アレルギーの心配がありません。また、ジルコニアは整体親和性がとても高い素材です。
◆メリット
プラークが付きにくい…素材の断面が非常に滑らかなので、プラークが付きにくく虫歯の再発が起こりにくくなります。
◆デメリット
咬合調整が難しい…ジルコニアは非常に硬い素材のため、研磨が難しく、噛み合わせを合わせるための微調整が難しいのがデメリットです。
◆デメリット
保険適用ができない…ジルコニアの治療は自費診療のため、保険適用の治療と比べて治療費が高くなります。

e-max イーマックスの
かぶせ物

ニケイ酸リチウムガラスセラミックを主成分にしたセラミックのブロックを、ファーネス(ミニ溶鉱炉のような機械)でプレスしたものです。

【素材】…審美性が良く透明度のある素材
【見た目の美しさ】…★★★★☆
【耐久性】…★★★★☆
【前歯】…◎ 【臼歯】…×

e-max イーマックスクラウン 000,000円※税込(自費診療・保険適用外)

【e-maxのかぶせ物のメリットとデメリット】

◆メリット
柔軟な強度…天然の歯と同程度の強度があり、硬すぎて天然歯を削ってしまったり、痛める心配がありません。
◆メリット
メタルフリー…セラミックは金属を使用しないため、金属アレルギーの心配がありません。また、ジルコニアは整体親和性がとても高い素材です。
◆メリット
プラークが付きにくい…素材の断面が非常に滑らかなので、プラークが付きにくく虫歯の再発が起こりにくくなります。
◆デメリット
色調調整が難しい…e-maxは非常に透明感のある素材のため、周りの歯との微調整が難しいのがデメリットです。
◆デメリット
保険適用ができない…ジルコニアの治療は自費診療のため、保険適用の治療と比べて治療費が高くなります。

オールセラミックのかぶせ物

ジルコニアのフレームにセラミックを焼き付けたもので、ジルコニアの強度とセラミックの色の再現性を兼ね備えたものです。

【素材】…精度、強度、審美性が向上し透明度も兼ね備えた素材
【見た目の美しさ】…★★★★★
【耐久性】…★★★☆☆
【前歯】…◎ 【臼歯】…◎

オールセラミッククラウン 000,000円※税込(自費診療・保険適用外)

【オールセラミックのかぶせ物のメリットとデメリット】

◆メリット
天然歯に限りなく近い審美性…オールセラミックは、透明感や艶など限りなく天然歯に近い審美性を再現できるので、周りの歯との親和性がセラミックの素材の中でも最も優れています。
◆メリット
メタルフリー…セラミックは金属を使用しないため、金属アレルギーの心配がありません。また、ジルコニアは整体親和性がとても高い素材です。
◆メリット
プラークが付きにくい…素材の断面が非常に滑らかなので、プラークが付きにくく虫歯の再発が起こりにくくなります。
◆デメリット
衝撃に弱い…セラミックは食器と同じ陶器と同じ素材になるので、かけたり割れたりする場合があります。
◆デメリット
保険適用ができない…ジルコニアの治療は自費診療のため、保険適用の治療と比べて治療費が高くなります。

歯のつめ物の比較一覧

つめ物 素材 見た目の美しさ 耐久性 費用(税込)
銀のつめ物 金銀パラジウム合金 ★☆☆☆☆ ★★★★☆ 約2,500円(保険)
ダイレクトボンディング ハイブリッドセラミック ★★★☆☆ ★★☆☆☆ 00,000円〜00,000円(自費)
セラミックのつめ物 セラミック ★★★★☆ ★★★☆☆ 00,000円(自費)
ゴールドのつめ物 金合金 ★★☆☆☆ ★★★★★ 00,000円〜00,000円(自費)

歯のかぶせ物の比較一覧

かぶせ物 素材 前歯 奥歯 見た目の美しさ 耐久性 費用(税抜)
銀のつめ物 金銀パラジウム合金 × ★☆☆☆☆ ★★★★☆ 約4,000円(保険)
メタルボンド セラミックと金属 ★★★☆☆ ★★★★☆ 00,000円〜00,000円(自費)
ジルコニア ジルコニア ★★★☆☆ ★★★★★ 00,000円(自費)
e-max セラミック × ★★★★☆ ★★★★☆ 00,000円(自費)
オールセラミック セラミック ★★★★★ ★★★☆☆ 00,000円(自費)

保証について

一部の治療については規定の使用方法を守っていただき、
定期的なメンテナンスを受けていただくことで、一定期間の保証をさせていただきます。